間もなくやってくる夏休み。学生にとっては待ちに待った長期休暇ですが、この夏、特に注目したいのが国民的うどんチェーン、丸亀製麺の動きです。新商品「丸亀シェイクぴっぴ」の登場から、これまでのヒット商品、そしてあの人気タレントのYouTube動画まで、丸亀製麺がこの夏に向けて着々と準備を進めている様子が見て取れます。
新感覚!「丸亀シェイクぴっぴ」は中高生のハートを掴むか?
2025年6月24日(火)に全国で発売される「丸亀シェイクぴっぴ」。このネーミングだけでもワクワクしますが、その内容はさらに衝撃的です。なんと、もちもちのうどんを“サックサク 揚げアゲ製法”でスナックにしたという新感覚の商品! 「無限コンソメ味」「のり塩まみれ味」「シュガーバター味」と、どれも食欲をそそるフレーバーが揃っています。

引用元:丸亀製麺公式ホームページ
特筆すべきはその価格設定、税込190円。この価格、どこかで見た覚えがありませんか? そう、マクドナルドのフライドポテトSサイズとほぼ同価格帯なのです。
これは明らかに、部活帰りの中高生を強く意識した戦略と見て取れます。放課後、小腹が空いた時に「マックのポテトにする?それとも丸亀のシェイクぴっぴにする?」と、新たな選択肢を提供することで、これまで手薄だった夕方の時間帯に若年層の顧客を呼び込もうという丸亀製麺の狙いが見え隠れします。
香川県では一般的な食べ方ではない「揚げうどんスナック」を、あえて新商品として全国展開するあたりに、既存のうどん文化に新しい風を吹き込み、若者層へのアプローチを強化する丸亀製麺のチャレンジ精神を感じます。

コロナ禍のヒット商品「シェイクうどん」の成功体験
丸亀製麺といえば、記憶に新しいのがコロナ禍での「シェイクうどん」の大ヒットです。2023年5月から販売され、透明な容器にうどんと具材や薬味がセットされ、だし汁を振って混ぜて頂くというスタイルは、テイクアウト需要が急増した時期に大きな支持を集めました。
夏限定メニューとして再登場した去年は「ひんやりさっぱり『豚しゃぶおろしレモンシェイクうどん』」として人気になりましたが、2025年はどんなアレンジがされて帰って来るのか楽しみですね。



サイドメニュー拡充で客層をさらに拡大!「うどーなつ」も好調
丸亀製麺は、メインのうどんだけでなく、サイドメニューにも力を入れています。その好例が、「うどーなつ」です。うどん生地を揚げて作られたドーナツで、「きなこ味」や「きび糖味」は5個入り300円、季節限定の「チョコ味」や「イチゴミルク味」は5個入り350円と、こちらもワンコインで買えるリーズナブルな価格設定が魅力です。



引用元:丸亀製麺公式ホームページ
この「うどーなつ」の存在は、「丸亀シェイクぴっぴ」との相乗効果を生み出す可能性を秘めています。「丸亀シェイクぴっぴ」(190円)と「うどーなつ」(300円〜)を合わせても、500円以下で「おかずスナック」と「スイーツ」の両方を楽しめるため、部活帰りの中高生にとってはさらに魅力的な選択肢となるでしょう。
釜揚げうどん(並)で370円、「うどーなつ」そして「ぴっぴ」の合計870円は、甘~いと塩っぱいの無限ループでお財布にも優しくお腹一杯になれますよ。
マクドナルドと丸亀製麺、どちらに行くかで悩んでしまう中高生が続出しそうですね。



引用元:マクドナルド公式サイト
木村拓哉効果も絶大!ブランドイメージのさらなる向上
そして、丸亀製麺の勢いを語る上で欠かせないのが、あの木村拓哉さんのYouTubeチャンネルでの大好評企画です。
美味しい、そして綺麗な「釜あげうどん」の食べ方を麵匠の方から教わりながら、逆に木村さんが好物の「おいなりさん」に追加でもらった「胡麻」をまぶして「美味い!」と食べる姿に麺匠も感嘆の声をあげるなど、真摯に食に向き合う人たちに向けた誠実な姿勢が印象的でした。
なかでも木村さんのアレンジメニューは驚きの連続で、きっと真似したいお客さんで、しばらくは「うどん(小)」、そして「ごはん」に「明太子」「わさび」などなどの追加注文されるお客さんが増えて、客単価がグーンとアップしそうな気配がしますね。
「木村さーーん」の丸亀製麺関連動画3本の再生数は、2025年6月18日正午時点で既に600万回を超えており、若年層だけでなく、幅広い世代からの注目を集めるきっかけとなり、今後の来店動機に繋がることに間違いありません。
ご視聴がまだの方は、是非ご覧くださいね。
夏休みは丸亀製麺に「ぴっぴ」と集まる!
「丸亀シェイクぴっぴ」の登場で、部活帰りの「ちょっと小腹が空いた」時や、土日の「仲間とのランチ」の選択肢として、丸亀製麺がこれまで以上に中高生にとって身近な存在になる可能性があります。マクドナルドのようなファストフード店と肩を並べ、新たな「たまり場」として定着すれば、丸亀製麺はさらにその勢いを増すことでしょう。
コロナ禍を乗り越え、常に進化を続ける丸亀製麺。この夏、彼らが仕掛ける新たな戦略が、日本のうどん文化にどのような影響を与えるのか、そして私たちの食生活にどんな楽しみをもたらしてくれるのか、目が離せません! 夏休み、ぜひお近くの丸亀製麺で「丸亀シェイクぴっぴ」や「うどーなつ」を体験してみてはいかがでしょうか。




美味しいうどんが
食べたくなりました!




丸亀製麺の取組みも記事にしてますので
どうぞご覧になって下さいね
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