【2025年最新】コメ価格高騰にどう対応? Yahoo!アンケートから見える消費行動の変化

2025年最新のコメ価格高騰に関するYahoo!アンケート結果を表すアイキャッチ画像。茶碗ごはんの背景に円グラフと棒グラフが配置され、消費行動の変化を強調。

米価格の高騰は、私たちの食卓にどのような影響を与えているのでしょうか。

Yahoo!Japanが実施している

「米の価格高騰が続く中で、どのような対応をとっていますか?」

というアンケートは、単なる一時的な消費動向ではなく、現代の日本人の生活を映し出す鏡のようなデータでした。

この記事では、アンケート結果から見えてきた、私たちの消費行動の変化について考察します。

パンチです

どうぞ最後までご覧くださいね


目次

「米価格高騰の中での対応」に対する、アンケート結果の概要

まずは、2025年9月のコメの小売価格の推移について確認してみましょう。

オレンジの線で示された2024-2025年の週ごとのコメ平均価格は備蓄米放出開始後に一旦は下がりましたが、

2025年9月に入り新米の供給が開始されると急上昇していることがお分かりだと思います。

コメ不足が問題となる前の2022-2023年シーズンと比較すると、この上昇そのものが特殊であり、

価格も2年前に「5㎏で2,000円程度」だったものが「2025年9月には4,500円」に迫る状況となってます。

引用元:JIJI.com

それでは本題の、Yahoo!アンケートの2025年9月25日現時点での投票の途中経過をご覧ください。

総投票数6,438人中、回答の過半数を占めたのは

「安い米を選ぶ」と「米の購入を控える」でした。

Yahoo!JAPANが実施中の「米価格高騰の中での対応アンケート」の途中経過を示し、安いコメを選んでいる、コメの購入を控えているという回答の合計が65%を超えていることを示すデータ。

引用元:Yahoo!JAPAN

この結果から、全体の66%以上が「価格を理由に米の選び方を変えている」という点が伺えます

ピーチです

私も最近、スーパーで1玉25円の「うどん」を
買うことが増えました


ブランド米の時代は終わったのか?

このデータは、これまで市場を牽引してきたブランド米にとって厳しい現実を突きつけています。

日本の米消費量は長年減少傾向にあり、

戦後の1人当たりコメ消費量はピーク時の1962年:118kg2023年:約50kg と半分以下となっており、

パンや麺類へのシフトはすでに進んでいました。

そんな中、今回のアンケートに答えたのは、それでも「米を日常的に買う層」であろうと推測できます。

その層の4割が「安い米へシフト」し、25%が「購入を控える」ということは、

ブランド米の主要顧客が、価格を理由に離れていることを意味します。

私は「何を節約しても構わないが、米だけは高いモノを選びなさい」と東京へ就職する際に祖父母から教えられた経験があり、安いブレンド米を買うことには未だに抵抗感があります。

恐らく、そういう価値観を持っている消費者も少なくないので、多くの農家が経営改善のためにブランド米の導入を進めていました。

しかし、今回の結果は、その戦略が通用しにくくなっていることを示唆しています。

高級ブランド米の「プレミア価格」を維持することが難しくなり、

ブランド米農家は新たな活路を見出さなければならない局面に立たされていると言えるでしょう。

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意外な追い風?「非ブランド米」の逆襲

一方で、これまで市場で冷遇されてきた「非ブランド米」には意外な追い風が吹いています。

非ブランド米とは、特定の産地や品種を名乗らない米のことです。これには主に2つの種類があります。

規格外・B級品: 猛暑や日照不足などの天候不順によって、粒が小さかったり、白く濁ったりしてしまい、ブランド米の厳しい品質基準を満たせなかった米です。これまで、安価な加工用や業務用に回されることが多かったものです

産地ブランドが弱い米: 福島の「ひとめぼれ」のように、品質は高くとも、残念ながら特定の理由からブランドとしてのプレミアがつかない地域の米が、市場では非ブランド米として扱われがちです。

今回のアンケート結果は、消費者の「安い米」への需要が、これらの「B級品」や「非ブランド米」に向けられていることを示唆しています。

これまで注目されることが少なかった米が、にわかに脚光を浴びているのです。



データが語る「貧しくなった日本」

今回のアンケートは、単なる食糧問題以上に「日本人の生活の疲弊」を物語っています。

ガソリン代や光熱費、家賃といった固定費が上がり続ける中で、

家計を調整するために最後に手をつけられるのが食費で、その最後の砦が「コメ」でした。

しかし、2025年秋、新米が店頭に並ぶこの時期ではありますが、

多くの日本人は安価な備蓄米を切望し、更にその購入機会さえ減らさざるを得ない「妥協」を強いられている現実が見えてきます。

このアンケート結果は、

「コメは、もはや贅沢品」

そして

「切実なまでの日本人の貧困化」

という時代の到来を象徴しているのかもしれません。

今後、コメ離れが定着すると、生産意欲が高いブランド米生産者ほど、

海外市場を目指す動きが加速することでしょう。

世界的な抹茶ブームが招く国内での抹茶不足、そして煎茶の取引価格まで高騰したことが物語るように、

日本産のブランド米が海外で高評価を受けることで、当然ブランド米価格は更に高騰し、

それに追随するように非ブランド品の価格も引き上げられてしまうと

コメそのものが、一般的な消費者の手には届かない贅沢品となるでしょう。

そもそも高齢化と後継者不足で日本の農村は衰退の一途を辿っているのですから、

私たちの食卓事情、想定以上に早く崩壊することが予見されます。

この厳しい時代に、私たちは今後、何を選択したら良いのか、じっくりと考えてみませんか?

パンチです

最後までご覧いただき有難うございました


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