儲からない農業– tag –
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経済ニュース
富山エゴマ工場、わずか10年で閉鎖──最初から赤字確定だった「夢物語」の終焉
富山市でエゴマ葉の生産拠点として2014年に立ち上げた植物工場が 2025年9月末をもって、わずか10年余りで閉鎖するというニュースが目に留まりました。 閉鎖の理由は「設備の老朽化」とのことです。 「一定の成果」があったとYahoo!ニュースは伝えてますが、果たしてそれは事実なのでしょうか? 10年間、露地野菜の農家として経営を続けてきた私の眼には、 「このプロジェクトは、最初から採算がとれない、見通しが甘い計画だった」と映ります。 私は野菜価格の低迷と生産コストの高騰、さらに温暖化による収穫の不安定さに苦しみ、3年ほど前に農業から撤退しました。 それに加えて野菜工場経営には「莫大な設備投資」や「水道・光熱費」、「修繕費」が必要となります。 それらを踏まえ... -
食品ほか
無給ボランティア?それとも労働搾取?──農業体験の境界線を考える
「農業体験」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 青空のもとで、もぎたての果物を頬張り、土の匂いを嗅ぎながら汗を流す、健全で心安らぐ優雅な時間でしょうか? しかし、この「農業体験」の裏側で、観光と労働の境界線が曖昧になる、新たな問題が浮上しています。 今回は、読者の方から寄せられた一つの投書をきっかけに、 この農業界の新しい課題について、深く掘り下げてみたいと思います。 どうぞ最後までご覧くださいね 「お金の教養講座」のご紹介です \まずは無料セミナー受講から、始めてみませんか?/ 受講生満足度98.7%の講義を体験してみてくださいネ 読者からの投書:香川県オリーブ農園の事例 日本における国産オリーブは香川県小豆島が中心で、そのシェアは90... -
食品ほか
世界最大規模のレタス工場倒産|スプレッドを辞退した私の直感
「世界最大規模、1日10トンのレタスを生産できる工場」 世界中の空腹に苦しむ人々を食糧危機から救うかも知れない そんな期待を背負っていた野菜工場のトップランナー『スプレッド』は 2024年8月26日に民事再生法の適用を申請、 1年近くを経て2025年4月にその手続きが完了しました。 実は私、この会社から「営業責任者」としてのポジションを提案されたのですが、 最終面接を前に辞退する決断を下しました。 その理由は、企業側から理念や事業計画を聞く中で 「野菜工場のビジネスモデルに未来はない」という確信を得たからです。 ✔ この記事でわかること ▶ 「スプレッド」の破綻に至るまでのビジネスモデルの限界と経営課題 ▶ 野菜工場ビジネスにおける、農業経験者から見た“現実的な... -
食品ほか
JA産直1位になっても、私は農家を辞めました― 脱サラ就農の現実と、これから夢を追う人へ。
農業で大切なご家族の生活を支えるのは、大変な時代なのです。
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