儲からない農業– tag –
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無給ボランティア?それとも労働搾取?──農業体験の境界線を考える
「農業体験」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? 青空のもとで、もぎたての果物を頬張り、土の匂いを嗅ぎながら汗を流す、健全で心安らぐ優雅な時間でしょうか? しかし、この「農業体験」の裏側で、観光と労働の境界線が曖昧になる、新たな問題が浮上しています。 今回は、読者の方から寄せられた一つの投書をきっかけに、 この農業界の新しい課題について、深く掘り下げてみたいと思います。 どうぞ最後までご覧くださいね 読者からの投書:香川県オリーブ農園の事例 日本における国産オリーブは香川県小豆島が中心で、そのシェアは90%近くにものぼります。 そして海外のスペインやイタリアの大規模生産地とは異なり、国内のオリーブの収穫は「手摘み」で行われています。 オ... -
世界最大規模のレタス工場倒産|スプレッドを辞退した私の直感
「世界最大規模、1日10トンのレタスを生産できる工場」 世界中の空腹に苦しむ人々を食糧危機から救うかも知れない そんな期待を背負っていた野菜工場のトップランナー『スプレッド』は 2024年8月26日に民事再生法の適用を申請、 1年近くを経て2025年4月にその手続きが完了しました。 実は私、この会社から「営業責任者」としてのポジションを提案されたのですが、 最終面接を前に辞退する決断を下しました。 その理由は、企業側から理念や事業計画を聞く中で 「野菜工場のビジネスモデルに未来はない」という確信を得たからです。 ✔ この記事でわかること ▶ 「スプレッド」の破綻に至るまでのビジネスモデルの限界と経営課題 ▶ 野菜工場ビジネスにおける、農業経験者から見た“現実的な... -
JA産直1位になっても、私は農家を辞めました― 脱サラ就農の現実と、これから夢を追う人へ。
農業で大切なご家族の生活を支えるのは、大変な時代なのです。
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