酪農・畜産– tag –
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インド・米国・中国も——世界の酪農大国の”崩れゆく現実”とは?
“世界の酪農大国TOP5”と聞かれて皆さんが思い浮かべた国は、どこでしたか? 日本の酪農危機が話題になるたびに、 「海外からの輸入でどうにかなるのでは?」という声を耳にします。 けれどその前提、本当に今も成り立つのでしょうか。 実は世界の生乳生産量トップ5は、 インド、アメリカ、中国、そしてパキスタン、ブラジルと続きます。 この中で「輸出余力があり、日本の輸入先として頼れる国」がどれだけあるでしょうか? 本記事では、数量ベース・金額ベースの双方から世界の酪農の現実を比較し、 日本が今後直面する"輸入頼みの限界"について、具体的なデータとともに見ていきます。 世界の酪農大国の現実 インド 世界最大の生乳生産国ではあるものの、その多くは牛ではなく「水牛... -
大山牧場の破産が示す酪農業界の現実 : 負債総額は約1億円
「うしおじさん」の愛称で親しまれていた「大山牧場」が2024年10月1日付けで事業を停止。 自己破産申請の準備に入ったことが報じられました。 コロナ禍の影響で売り上げが減少し、燃料費やえさ代の値上がりも重なり、 資金繰りが厳しくなったため、事業の継続を断念したとのことです。 順調にブランド化が浸透し、成功した酪農家の代名詞とも言える「大山牧場」、 この破産を報せるニュースは地元経済界や全国の酪農家に大きな衝撃を与えました。 日本の酪農の将来はどうなるのでしょうか? 皆さんと一緒に考えるキッカケにしたいと思います。 どうぞ最後までご覧くださいね 大山牧場の概要 大山牧場は、香川県さぬき市大川町にある酪農業者でした。 1949年に創業し、香川県内で唯一ジ...
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