食品ほか– category –
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世界が“お茶”を選び始めたもう一つの理由──コーヒーの2050年問題の影響
健康志向が高いことで世界から注目を集めている「お茶」ですが、それ以外にも2050年問題対策として注目されているのです。 -
すかいらーく最後の切り札は「しゃぶ葉」-FC転換がもたらす経営再建の道すじ
全都道府県制覇、ドリンクバーの先駆け、1,000店舗達成──かつて“外食の王者”と呼ばれたすかいらーくグループは、今や時代の変化に取り残され、その主力ブランド「ガスト」は「オワコン化」による低収益体質が深刻化しています。 経営再建への道すじを探るなか、私たちが見つけた唯一の希望の光── それが「しゃぶ葉」業態への転換とその後のフランチャイズ(FC)展開であると考えます。 実は、この再建シナリオには、コメダ珈琲のフランチャイズモデルという最高のお手本があります。 しゃぶ葉は、すでにその条件を満たしており、すかいらーくに残された“最後の切り札”として、この仕組みを本気で取り入れられるかどうか、その覚悟が今後の命運を分けます。 残された時間は、そう多くは... -
“理想を掲げた者”と“理想を繋ぐ者”──Green Smile 橘佳慶と未来食堂 小林せかい
「ただめしを食べさせる食堂」として注目を集め、10年近く黒字経営を続けている未来食堂。一方、デザイン性とコンセプトで話題を呼んだ「日本一カッコいい、未来の八百屋」であるGreen Smileは、事業継続を2025年5月に断念しました。 どちらも、“理想を掲げて食のあり方に挑んだ”ビジネスでした。しかし、その理想が現実とどう交差し、どこで道を違えたのか——。 本記事では、皆さん自身が一人の経営者として、また社会人として「理想を持って何かを始めたい」と感じているのであれば、是非知っておいて頂きたい、理念と経営のバランス、そして継続できる仕組みとは何かについて、2つの事例から紐解いていきます。 Green Smileと未来食堂については、それぞれ以前に私が書いた記事にて詳... -
世界最大規模のレタス工場倒産|スプレッドを辞退した私の直感
「世界最大規模、1日10トンのレタスを生産できる工場」 世界中の空腹に苦しむ人々を食糧危機から救うかも知れない そんな期待を背負っていた野菜工場のトップランナー『スプレッド』は 2024年8月26日に民事再生法の適用を申請、 1年近くを経て2025年4月にその手続きが完了しました。 実は私、この会社から「営業責任者」としてのポジションを提案されたのですが、 最終面接を前に辞退する決断を下しました。 その理由は、企業側から理念や事業計画を聞く中で 「野菜工場のビジネスモデルに未来はない」という確信を得たからです。 ✔ この記事でわかること ▶ 「スプレッド」の破綻に至るまでのビジネスモデルの限界と経営課題 ▶ 野菜工場ビジネスにおける、農業経験者から見た“現実的な... -
電力会社と野菜工場:スプレッドとプランツラボラトリーの「明」と「暗」
植物工場の成功例と課題について考察し、未来の農業の可能性を探る内容です。 -
ダイエット中でも会食OK!15kg減量成功者が教える秘訣
ダイエット中でも会食を楽しむ方法をご紹介!私もこの方法で15kg減量に成功しました。 -
京の八百屋「菜珠(さいじゅ)」を運営、日本一カッコいい Green Smileが破産
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なぜコメ不足が解消しないのか?価格高騰を招く流通の実態
コメが足りない――なのに「在庫はある」と言われる。スーパーでもふるさと納税でも、米は品薄で価格は高騰。この矛盾の裏でいま、日本のコメ流通に何が起きているのか? 本記事では、価格を動かす「買い占め」や「出し惜しみ」の実態、そしてそれを見えなくしている制度の限界と構造的な問題に切り込みます。消費者も生産者も納得できる流通改革の第一歩を、一緒に考えてみませんか? はじめに 「スーパーでコメが高すぎて買えない」「ふるさと納税でもコメの予約が殺到」——。 いま、日本中で"コメ不足"の声が広がっています。農林水産省は「在庫はある」と発表し、2025年春には備蓄米15万トンを市場に放出しました。しかし、それでも米価は下がらず、消費者の不安も沈静化していません... -
ホクレンを通さないと補助金ゼロ?酪農制度の“再設計”という選択肢
「ホクレンに出さないと補助金がもらえない」──そんな話を聞いたことはありませんか?北海道の酪農家が抱える“自由なはずの出荷”と“縛られた制度”の矛盾。年間売上5,000万円でも赤字に苦しみ、廃業へ追い込まれる現実。本記事では、補助金の仕組み、ホクレンとの関係、そして制度再設計という選択肢について、現場の視点から丁寧に読み解きます。 はじめに 最近、SNSやネット番組を中心に「ホクレンは農家を搾取している」「全量出荷を強制してくる」などの声が聞かれるようになりました。中には有名インフルエンサーが「ホクレンが牛乳の価格を操作している」と断言する場面もありました。しかし、現場の実態はどうなのでしょうか? 本記事では、酪農とホクレンの関係について、制度の... -
気候変動で変わる日本のワイン産地:山梨と北海道の現在地
ワインができるのは10年後、皆さんは、どこにブドウの苗を植えますか?